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いちろぐ。

痴漢師A

第二章 OL・緋川京子 ③


 夕暮れ時のとある会社のオフィスに俺はいた。

 社員の数はまばらだが、窓際のデスクに目的の人物はいた。
 その人物は入り口にいる俺の存在に気づくと、大慌てでこちらに駆け寄ってきた。

「ちょ、ちょっと…!どうしてあなたがここにいるのよっ!?」

 緋川京子は相当慌てふためいている様子で、周りを気にしながら捲し立てる。そうやって周りを気にすることがかえって怪しいということには気がついていないようだ。

「さあ…、どうしてだろうな」

 京子の慌てた様子に笑いを堪えながら答える。

 本当は、京子の驚く顔が見たいという単純な理由でここに来たのだが、思った以上の効果が得られたようだ。

 ちなみに、ここへ来るのにそう苦労はしなかった。受付嬢に適当な出版社の名刺を見せ、京子宛にアポを取っていることを伝えると、あっさりとここのフロアへ通してくれたのだ。

「まったく……、本当にあなたって人は……」
「驚いたか?」
「驚くに決まってるでしょ?だいたい、どうしてここがわかったのよ」
「ふふ……、それは秘密だ」
「もう……あなたって、本当に不思議な人ね」

 困ったようにため息をつく京子だが、苦笑いを浮かべた表情はどこか嬉しそうにも見えた。

「それより、こんなところに立ってたら目立つわ。こっちへ来なさい」

 そういうと、京子はフロアの入り口から廊下に出た。そして扉をいくつか挟んだところにある小さな部屋へと俺を通した。

 そこは小さな部屋だが綺麗に整頓されており、重厚感のあるソファが置かれている。おそらく応接室の部類だろう。

 俺がソファにかけると、京子も俺に密着するように隣に腰掛けた。

「ねえ…、本当は何しに来たの?」

 京子は小悪魔のような笑みを浮かべ、耳元で問いかける。

「会いに来るのに理由がいるのか?」

 そう言いながら、俺は京子の顎を指で摘みあげた。

「もう…、バカじゃないの?……んっ、ちゅ……」

 怒ったふりをしながら、俺に口付ける。軽く触れるだけのキスはそのうち舌を絡めるディープキスとなる。

「んっ……、ねぇ……また……私としたい……?」

 顔をうっすら染めた京子が、妖しい眼差しを向けて問いかける。その瞳は京子自身の期待も孕んでいるのは明らかだ。

「そうだな……、したくないと言えば嘘になる」
「もう、素直にしたいって言いなさいよ。……いいわ、今日は私も仕事でイライラしてたしね」

 そう言いながら、京子は俺の股間をいやらしい手つきで撫で始めた。俺も負けじと京子のむっちりとした胸や尻を愛撫する。

「んっ…、あっ……♥」

 先ほどまで威勢を張っていた京子も、敏感なところを刺激されてはすぐに甘い声を漏らし始めた。

 俺は京子をソファに押し倒し、ストッキングとショーツを脱がせた。秘裂はすでにしっとりと湿っており、肉棒を誘うようにヒクヒクと蠢いている。

「ふふ……、電車の次はオフィスでセックスか……。本当、あなたには振り回されっぱなしね」

 そう言って京子は困ったように笑う。しかし、そんな俺に振り回されるのを楽しんでいるのは言うまでもないだろう。

「ねぇ……まだあなたの名前を聞いてなかったわ」

 さあ挿入といったところで、京子が突然俺の名を尋ねた。
 妙なタイミングだな、と笑いそうになったが、俺は正直に自らの名を名乗った。

「アキノ君ね……、私は緋川京子。あなたのことだから、もう知ってたでしょ?」

 そう言いながら京子は悪戯っぽく笑う。あのときの勝負のこともそうだが、やはり京子という人間は面白い。

「どうかな……。さあ、いくぞ京子」

 俺は京子の両足を開き、正常位で挿入した。

「んっ、はぁぁああぁっ♥」

 ここがオフィスということも忘れ、京子はいやらしい嬌声をあげた。

――あぁ、やっぱりいいわっ♥アキノ君のチ○ポ、最高よっ…。

 京子の悦びを直に感じながら、俺は腰を振る。京子もがっちりと俺にしがみつき、身体を密着させる。互いに劣情の高まってきた俺たちは、夢中で腰を打ちつけあった。

*

 しばらくの間、俺たちは獣のように互いの身体を求め合った。
 その結果、俺たちは背後のドアが開いていることに気づきさえしなかった。

「ひ、緋川先輩っ…!なにしてるんですかっ!?」

 悲鳴のような声で、俺たちはようやくその人物の存在に気がついた。一人のいかにも気弱そうな青年が、こちらを見て目を見開いている。

「なっ、も、森川っ!?」

 突然の来訪者に京子が仰天する。おそらく森川とはいつか京子が愚痴っていた後輩社員のことだろう。

「せ、先輩…、誰ですかその人っ…!それに、なんでこんなことをっ……」
「あ、あんたこそ、どうしてここにっ…!ちょっ、み、見るなぁっ!」 

 京子は今騎乗位で俺の上に跨っており、森川とやらの位置からは、俺と京子の結合部が丸見えだ。

 森川は思わず上司の痴態に見入ってしまったようで、股間がこんもりとテントを張っていた。

「ちょうどいい。森川君、君も混ざったらどうだ」
「はぁっ!?あなた、急に何を言うのよ!」

 俺の提案に、京子は声を荒げる。だが、当の森川は俺の言葉に期待を膨らませている様子だ。

「せ、先輩っ……、いいんですか……?」
「いいわけないでしょっ!?すぐにここから出て行きなさいよっ!」

 俺の上で京子が激昂する。いつもいびっている後輩に痴態を見られただけでも屈辱なのだから、その上セックスなんてもってのほかだろう。

「まあまあいいじゃないか。口止め料と思えば安いもんだろ?」
「い、嫌よっ…!どうせこいつなんか、短小のフニャチンなんだからっ!」

 酷い言い様だと思ったが、その挑発的な言葉が逆に気弱な後輩を燃え上がらせてしまったようだ。

「くっ、僕はフニャチンなんかじゃない……!先輩に、それを分からせてやるっ」

 目をギラギラとさせて、森川はこちらに近づく。それを見て、京子の表情に恐怖の色が浮かぶ。

「や、やめなさい……。森川、いつも怒鳴ってることなら謝るから……ね……?」

 慌てて機嫌をとろうとするが、後輩の耳には届いていない。森川は俺たちの背後まで来ると、ズボンを脱いで勃起したペニスを露出させた。

 京子はイメージで言ったのだろうが、確かに森川のペニスはやや短小気味だった。だが、これぐらいの大きさがあれば十分だろう。

「ふふっ、森川君。マ○コは俺が使っているが、こっちの穴は空いてるぞ」

 そう言って、俺は京子の尻穴に指を突っ込んだ。

「んぁんっっ!?そ、そんな、お尻なんてダメに決まってるでしょっ!?」 

 京子は声を荒げて拒絶する。その間も、俺は指をぐにぐにと回して狭い穴をほぐす。

 ある程度ほぐれたところで、俺は両手でアナルを開いて森川を誘った。

「さぁ、いいぞ森川君」
「い、いきますよ先輩っ!」

 森川は京子のアヌスへ向けて、勃起チ○ポを捻じ込んでいった。

「んひぃいいいっ!?」

 肛門を押し広げられ、京子は痛々しい悲鳴をあげる。初めてのアナルセックスではこのような短小チ○ポでもきつすぎるぐらいだろう。

「やっ、やった……っ!お尻の穴だけど、先輩とセックスしてるぞっ…!」

 肉棒をアヌスへ押し込み、森川は鼻息を荒くしている。おそらくこの若造、京子に対しては憧れと畏怖の混ざった複雑な思いを抱いていたのだろう。そのような相手のアナルを後ろから犯すというのは、相当な興奮と優越感を覚えるに違いない。


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――そ、そんな……、森川なんかにお尻の処女を奪われるなんてっ…、あっ、んんっ…!

「んぁっ、ぁっ……!も、森川っ……、お、覚えておきなさいよっ……、んっ、はぁっ……!」

 一方の京子は、蔑んでいる後輩に後ろの初めてを奪われ、屈辱に身を震わせている。痛みから表情は歪み、額には脂汗が浮かんできている。

 しかし、ただ挿れただけでは俺も森川も満足はできない。
 俺が視線で合図を送ると、森川はゆっくりと腰を振りはじめた。

「んぁぁあっ!?ば、バカっ、急に動いちゃっ、んっ、んはぁあっ」

 直腸内を肉棒で抉られ、京子はくぐもった呻き声をあげる。腸壁を擦る肉棒の動きが、マ○コを埋めている俺の肉棒にも伝わる。負けじと俺も、腰を上下に動かし、京子を下から突き上げた。

「あふぅうんっ!?そんな、両方動くなんてっ、んぁっ、ダメぇぇっ」

 森川の動きとあわせて、肉棒を垂直に突き上げる。二穴を同時に蹂躙され、京子の悲鳴交じりの嬌声は激しくなる。

――こ、こんな、お尻とオマ○コ両方なんてっ……、んっ、くぁああっ……。

――うあぁっ…お、お尻が痛くて熱い……!な、なのになんで、気持ちよくなっちゃうっ……!?

 突如京子の膣内がきゅっと絞まりはじめた。おそらく森川の乱暴な前立腺の刺激に、快感を覚えてきたのだろう。

「ふふっ……、ケツマ○コを後輩に犯されて感じてきたのか?」
「そ、そんなわけないでしょっ!?ふぁあっ、あんっ、激しいのダメぇっ!」

 後輩に感じさせられていることを懸命に否定する京子だが、その口からは色気づいた吐息が漏れ出す。いつの間にか、自ら腰を揺らし、さらなる快感を求めようとしている。

「んぁっ…も、森川っ!そんなんじゃ気持ちよくないわっ。もっと激しく突きなさいよっ」
「はいっ、先輩っ!うぉぉおっ」

 先輩からの檄をうけ、森川のピストンが激しくなる。すっかりとほぐれきった尻穴を短小チ○ポが掻き回していく。

「んっ、あぁぁああっ♥そ、それいいっ♥ケツマ○コ熱くて気持ちいいのぉっ♥」

 涎を垂らしながら京子がヨガり悶える。気が強くクールな京子の姿はもはや無く、ただ俺と森川の間で淫らに腰を振り続ける。

「ふふっ…ようやくスケベな本性をあらわしたな。おらっ、俺のチ○ポと後輩君のチ○ポ、どっちがいいんだ?」
「んあぁあんっ♥そ、そんなの選べないわっ…、どっちもイイのっ♥あぁっ、気持ちよすぎるぅっ♥」

――あぁっ…本当にイイのっ♥アキノ君のも最高だけど、森川の粗チンも気持ちいいっ♥やぁんっ、もっとめちゃめちゃに犯して欲しいのぉ♥

 サンドイッチ状態で責められ、あまりの快感に京子の思考は錯乱状態となっている。このような悶えっぷりを見るに、京子には意外にもMの素質があるのかもしれない。

 しばらくする内、京子の膣内がびくびくと震えだし、絶頂の訪れを知らせていた。

「あぁああっ♥気持ちよすぎで、もうイッちゃうのぉぉ…♥」
「せ、先輩っ、僕ももうイキそうですっ…」

 丁度いいタイミングで、森川も限界が近づいているようだった。俺は森川と目配せし、フィニッシュへ向けてラストスパートをかけた。

 息のあった高速ピストンを続けるうち、俺たちは3人同時に絶頂に達した。

「んぁああっ、イクぅううううっっ♥」

どびゅるるるっ!どびゅっ、どびゅるるっ、どぴゅどぴゅっ!!!

 二つのペニスが同時に精液を吐き出す。俺は膣内に、森川は腸内に、大量の白濁液を注ぎ込んでいく。 

「んんぁああっ…♥オマ○コも、お尻もぉっ♥精液いっぱいぃ…♥」

 二つの穴を精で満たされ、京子は悶え震える。膣肉もビクビクと痙攣し、精液をポンプのように吸い上げようとしている。

 全ての精液を出し切った後、俺たちは京子のナカからペニスを取り出した。二つの穴からゴポッと精液が逆流する。

「ふあぁっ、こんな気持ちいいの、初めてぇ……、んあぁ……」

 ソファになだれ込んだ京子は、視線の定まらない淫らな表情で朦朧としているのだった。
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