2ntブログ

いちろぐ。

発情bitchガールズ

第3話 幼馴染、もう一人。

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***

晴人「あ~、終わった~~~」

 かったるい午後の授業、そして帰宅前のホームルームが終わって、晴人は思いっきり背伸びした。こういう晴人のだらけきった態度に担任も最初は苦言を呈していたが、最近では何も言わなくなっていた。

 クラスメイトたちは、部活動へ向かったり、教室に居残って談笑したり、それぞれの放課後の時間が始まっていた。そんな中、二人の男子生徒が晴人の元へとやってきた。

?「よう、ハルト。」

晴人「ん?」

 聞きなじみのある声に晴人は振り返る。

晴人「なんだ、お前らか」

 やはりと言うべきか、晴人の予想通り、そこにいたのは晴人のクラスメイトで、悪友でもある二人だった。

?「なんだとはなんだハルトのくせに」

 そういって拳を振りかざす振りをしたのは、中野康太(ナカノ コウタ)。晴人の親友兼、悪友その1だ。

 筋肉質な体付きに坊主頭、いかにもスポーツ少年といった風貌だが、部活はとくにしていない。曰く、学業成績が芳しくないため、両親から部活動を禁じられているらしい。

?「相変わらず、暇そうな間抜け面してるから、遊びに誘ってやろうと思ってな」

 そう言ったのは悪友その2、新城祐希(シンジョウ ユウキ)だ。切れ長の目に長い前髪が、キザな雰囲気を醸し出している。彼もまた、部活動などはしておらず、放課後は晴人や康太とつるんでいた。

晴人「うるせーな。別に暇ってわけでもねーよ。俺はお前らと違って部活に入ってるしな。」

康太「はん、あんなのは部活っていわねーだろ」

 晴人の反論を、悪友たちは鼻で笑う。

 実は晴人は、帰宅部の康太たちと違って、茶道部に所属していた。と言っても、茶道部とは名ばかりの、たまにお茶やお菓子を持ち寄って談笑するだけの、まったく存在意義のない部活動である。

祐希「で、どうなんだよ。どうせ今日も部活はないんだろ?俺らと街にでも行こうぜ」

晴人「そうだな……。ま、今日はお前らに付き合ってやるか」

 結局、部活が無くて暇なのは事実だったので、悪友二人と遊ぶこととなった。なんだかんだで、晴人は部活の無い日はほとんどこの二人とつるんでいるのだった。

*

康太「で、どーする?」

 3人は市街地へと繰り出していた。

晴人「うーん。ゲーセンはこの前行ったしなぁ」

 放課後は寄り道して時間をつぶすことの多い3人だったが、特に目的もなくただブラブラすることが圧倒的に多かった。学生である彼らは、頻繁にゲーセンやショッピングに行くだけのお金もないのである。

祐希「そうだなぁ、今日はナンパでもしてみるか?」

 ニヤリと笑って祐希が提案する。彼はそのチャラい風貌通り、3人の中でも一番の遊び人であり、休日なんかは一人でナンパをしに街へ繰り出すことも多いらしい。

康太「うっ……、そ、そういうことは一人でやれよな」

 康太は祐希の提案に顔を赤くしてうろたえていた。彼は祐希とは対照的に初心で、いまだに彼女すらできたことがない。

祐希「ハルトは?」

晴人「お、俺も遠慮しとくよ」

祐希「ちぇっ、なんだよ。そんなんだからお前らは童貞なんだよ」

 祐希がそう言うと、康太は顔を真っ赤にしながら「何を~!」と喚いていた。一方の晴人は、もう童貞では無かったのだが、今それを告げると面倒になりそうだったので、黙っておいた。



晴人「あっ、そういえば」

 何かを思い出して、晴人は立ち止まった。親友たちはなんだなんだと晴人の顔を覗き込んだ。

晴人「七瀬のやつが、DVDの発売記念のイベントをやるって言ってたな」

康太「ま、まじで!?いつ?」

 反応よく食いついたのは、康太のほうだった。

晴人「たしか、今日の16時……、ってもうすぐ始まるじゃん」

康太「まじかよ、おい行ってみようぜ!なぁ、祐希も」

祐希「しょうがねぇなぁ。他にやることもないし、いくか」

 祐希はそれほど乗り気でもなさそうだったが、3人は萌が出るというイベントに行ってみることにした。



 イベントが開かれるというPCショップに3人はやってきた。イベントスペースへ近づくと、そこには既にたくさんの人で溢れかえっていた。

康太「うわっ、すげー人だな……」

 どうやら、今回は握手会も兼ねたイベントらしく、整理券をゲットすべく大勢のファンが押し寄せてきているようだった。

晴人(やっぱり、七瀬って人気があるんだな)

 まだまだ無名だと思っていたが、この人だかりを見るに、ファン人数は着実に増えているようだった。

 近くで見るのを諦めた晴人たちは、遠巻きにイベントの様子を眺めることにした。

康太「おい……七瀬のやつ、水着きてるぞ」

 むさ苦しいオタクたちの合間を縫って萌の姿を確認すると、どうやら萌は水着姿のようだった。しかも、その水着は露出度の高い純白のビキニで、集まったファンたちを大いに喜ばせていた。

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康太「すげぇ……やっぱ、七瀬っておっぱいでけぇな……」

 晴人の隣では、康太が集まったファン同様に鼻の下を伸ばしていた。実は康太は大の巨乳好きで、萌の大ファンでもあった。本人はそれを否定していたが、一度晴人たちが彼の部屋に遊びにいったとき、ベッドの下から萌のDVDが出てきたことがあったことからも、晴人たちには周知の事実であった。

祐希「ふーん……。胸がでかいだけでこんなにも人気が出るんだな」

 康太とは対照的に、祐希はあまり興味が無さそうだった。日ごろから彼はスレンダーな女性のほうが好みだと公言しており、それがきっかけで康太と口論になることがしばしばあった。そこに毎回のように仲裁に入るのが、巨乳も貧乳も美乳も、すべてを愛する晴人の役割であった。
 そんな祐希もなんだかんだで萌の水着姿に見入っているあたり、よっぽど萌の身体が魅力的なのだろう。

 3人はしばらく萌の様子を眺めていた。
 しばらくすると、集まったファンとの握手会が開始した。萌は列を作ったファンの一人一人の両手をがしっと掴み、愛嬌のある笑顔を見せていた。幼馴染の普段のツンツンとした態度からは考えられないアイドルらしい姿に、晴人は驚いた。

晴人(本当にアイドルって感じだな、七瀬)

 萌のアイドルとしての姿を生で見て、晴人は益々その身体が魅力的に見えてきた。横にいる康太も祐希も、今では言葉を発することなくクラスメイトの水着姿に見蕩れていた。結局、イベントが終了して萌がステージから捌けるまで、3人はその場から動かず萌の姿を眺めていたのだった。



康太「さて……そろそろ帰るか」

 イベントが終わり、外も薄暗くなったので、3人は帰ることにした。

晴人「あっ、俺ちょっと買いたいものがあるから、先帰っててくれよ」

 晴人は、二人を先に帰らせようとした。本当は買い物ではない別の目的があり、そのためには一人になりたかったのだ。

康太「お?何買うんだ?別に急いでるわけでもないし付き合うぜ」

 晴人の目論見とは裏腹に、康太は帰ろうとはしなかった。しかし、そんな康太を祐希が制止する。

祐希「いやいや、一人でじっくり選んで買いたいものだってあるだろ?な、ハルト」

 ニヤニヤしながら、祐希が晴人に目配せした。

晴人「ま、まあな」

 おそらく祐希は何か勘違いしているが、あえて晴人は何も言わなかった。今は勘違いしてくれていたほうが晴人にとってはありがたい。

康太「そうか?なら、帰るか。じゃあな、ハルト」

晴人「おうまた明日な、康太、祐希」

 駅の方へ向かって歩くクラスメイトを、晴人は手を振って見送った。

晴人「さて、と……」

 二人の姿が見えなくなるのを確認してから、晴人もまた同じように駅へと向かった。

 しばらくして、晴人は駅に到着した。しかし、晴人は改札を通らず、そのまま人の流れの邪魔にならぬよう構内の壁際にもたれかかった。

晴人(根気よく待つか……)

 晴人はそのまま、人の流れから眺めながら、目的の人物が通るのを待つことにした。



 それから、約二時間。

晴人(こないな……。まさかタクシーで帰ったとか?)

 今日はもう来ないのではないかと、不安になってきた。さすがに足も疲れてきたこともあって半ば諦めかけた、そのとき。

萌「あれ、ハルト……?」

 目的の人物、七瀬萌がようやく姿を現した。

晴人「よう、お疲れ」

 内心ホッとしていた晴人だが、悟られぬよう、軽い感じで手をあげる。

萌「どうして、こんなところに……?」

 一方の萌は、晴人がこんなところにいるのが信じられないのか、目を丸くして驚いている。

晴人「あぁ、たまたま通りかかったら、七瀬がイベントしてたからな」

萌「なっ、み、見てたのっ!?」

晴人「うん。なかなかサマになってたよ」

萌「もうっ、来るなら来るって言いなさいよ、バカっ!」

 萌は顔を真っ赤にして怒った。グラドルとしての活動は板についてきたが、未だに同級生にそれを見られるのは恥ずかしいのである。

萌「それで、ここであたしを待っててくれたの……?着替えたり次の仕事の打ち合わせとかで、こんなに遅くなっちゃったのに……」

晴人「まぁな。こんな遅くに女の子が一人だと危ないだろ?一緒に帰ろうぜ」

 言いながら、ちょっと格好つけ過ぎたかなと晴人は後悔した。今の言葉のすべてが嘘ということではないのだが、本当の目的は別のところにあった。

晴人(七瀬とセックスしたかったからとは、さすがに言えないよな……)

 先日、幼馴染の愛梨とセックスした晴人の次のターゲットは、もう一人の幼馴染である萌だった。昨日の今日でいきなり思い通りにセックスまで持ち込めるとは思っていなかったが、少しでも萌と近づいておこうと考え、萌の帰宅路を先回りしておいたのだ。

晴人(なんせ、相手は七瀬だからな……)

 何度オカズにしたかわからないほど、目の前の幼馴染の身体は魅力的だった。しかし、物心ついてからの二人は互いに軽口を叩き合うことが日常になってしまい、そういったムードに持ち込むイメージが晴人はわかなかったのだ。

萌「もう……、普段からそういう態度をとりなさいよ、バカ」

 晴人の行いは、効果てきめんだった。口では強がりながらも、萌の頬は桜色に色づいていた。よほどうれしかったのか、萌は最後に、「ありがと」と、消え入りそうな声でつけ足すのだった。

 それから二人は帰宅の途についた。あまり会話はなかったが、不思議と居心地は悪くないと、互いに感じていた。

 二人の家の最寄まで電車を乗り継いだ後は、夜道を並んで歩いた。そうこうする内に、二人は萌の自宅にたどり着く。

晴人「それじゃ、これで。また明日な、七瀬」

萌「あ、ハ、ハルト……!」

晴人「ん?」

 去ろうとする晴人を、萌が引き止めた。

萌「疲れたでしょ?ちょ、ちょっとくらい寄っていきなさいよ……」

 視線を彷徨わせながら、もじもじと萌がつぶやく。

萌「きょ、今日はパパもママもいないから……。ゆっくりしていったら……?」

晴人「え……?」

萌「そ、その、パパの出張先に、ママもついていったの。お、お茶くらい出すわよっ」

 頬を赤く染めた萌の口から、大胆な発言が飛び出す。もちろん、晴人には断る理由などなかった。



晴人(久しぶりだな、七瀬の部屋……)

 部屋に案内され、晴人はキョロキョロと部屋中を見渡した。幼馴染の部屋に入るのも、子供のとき以来だった。

萌「ちょ、ちょっと……、なにジロジロみてんのよっ!」

晴人「い、いや……、意外にも女の子らしい部屋だなーって……」

 年頃の女子だから当然といえば当然なのだが、普段の萌からは想像もできないファンシーな雰囲気に晴人は驚いていた。

萌「はぁっ?女の子なんだから、そんなの当たり前でしょ?」

晴人「いや、それはそうなんだけどさ……」

萌「なによ、普段のあたしがガサツだって言いたいの?ほんと、ハルトったらデリカシーがないんだからっ」

晴人「そ、そんなこと言って無いだろ」

 結局、いつもどおりの子供じみた言い争いをしてしまう二人。
 しかし、そのとき。

 ぐぅ~~~。

晴人「あ……」

 盛大に晴人のお腹がなる。

萌「ぷっ……、なによハルト、お腹減ってたの?」

晴人「い、いいだろ別に。こんな時間なんだから」

 思えばすでに21時になろうかという時間だが、晴人は夕食を食べていなかった。

萌「あたしはイベント後にお弁当が食べたけど……、晴人ったら何も食べて無かったの?……わかった、あたしがなにかつくってあげる」

晴人「えっ……?」

萌「あたしのためにこんな遅くまで付合わせちゃったんだから、これくらいしないとあたしの気がすまないわ」

 そう言うと、萌は衣装棚から可愛らしい柄のエプロンを取り出し、制服の上に身につけた。

萌「すぐできるから、ちょっと待ってて」

 萌は軽い足取りでキッチンへと向かった。翻ったスカートから垣間見えた純白のパンティが晴人の眼に焼きついていた。



 しばらくして――。

萌「はい、どうぞ」

 晴人の前に、食器が並べられる。

晴人(これは……)

 薄く焼いた卵に包まれた、綺麗なオムライスだった。ほのかに香るバターのの匂いが食欲をそそった。

萌「どう?おいしそうでしょ」

晴人「あ、ああ」

晴人(驚いたな……。七瀬が料理できるなんて……、いや、そんなことよりも……)

 晴人の関心は、すでに目の前のオムライスにはなかった。

晴人(七瀬のエプロン姿、可愛くて、エロいっ!)

 幼馴染のエプロン姿に、晴人は夢中になっていた。

晴人(おっぱいがでかいのは相変わらずだけど、ミニスカートがエプロンで隠れて、まるでエプロンの下は穿いてないみたいだ……)

 幼馴染の若妻のようなセクシーな姿に、晴人はもう我慢の限界だった。ズボンの下の愚直はピクピクと固くなり始めていた。

晴人(萌は今完全に油断してるな。なにより、今はこの部屋に二人っきりだ。……よし、今ならいけるっ!)

 晴人は立ち上がり、こちらに背を向けてエプロンを畳んでいる七瀬の元へと近づいた。腹が減っていることなど、とうに忘れてしまっていた。

萌「ん、ハルト、どうしたの?」

 萌が晴人の気配に気づき、振り返ろうとした、その瞬間。晴人は背後から勢いよく萌の身体に抱きついた。

晴人「七瀬っ!」

萌「きゃっ!は、ハルトっ!?」

 驚き身構える幼馴染を、後ろから強く抱きしめる。ふんわりと香る甘い香りが、晴人の興奮をさらに煽る。
 晴人はそのまま、萌の大きな胸の膨らみをシャツ越しに鷲づかみにする。

萌「ひゃんっ?!は、ハルト……、な、急に、なにして……っ!」

 突然のことに、萌の声が高く裏返る。しかし晴人の勢いはとまらず、そのまま萌のたわわなバストをむにゅむにゅと揉みしだいていく。

萌「あぁっ…ん……、は、ハルト……、オムライス、冷えちゃうよ……?」

晴人「あぁ、でも、そんなことより、お前の身体がエッチすぎるんだよっ」

 晴人は萌のシャツのボタンを器用に外した。そのままシャツを脱がすと、その勢いのまま次はブラのホックに手をかける。

萌「あぁんっ、ハルトっ……、それは、だめっ……」

 白いレースのブラが、するりと床に落ちた。支えの無くなったGカップの乳房が、ぷるるんっと勢いよく零れ落ちた。

萌「やっ……、ハルト、だ、だめっ……!」

 思わず胸を手で隠そうとする萌だが、晴人に後ろから両手を回されているため、それは適わなかった。

晴人(すげっ……、七瀬の生のおっぱい……!)

 いつもオカズにしていた幼馴染の巨乳をついに拝み、晴人は感激していた。白川彩子ほどではないが、それでもバスト90を超える張りのある乳房、その先端には桃色のぷっくりとした乳輪。萌の自慢のバストは、晴人の妄想を遥かにこえるエロさであった。

萌「は、ハルト……、み、見ちゃだめぇ……」

 萌は羞恥に頬を赤らめる。そんな幼馴染の乳房を、晴人はゆっくりと揉みしだいていく。

萌「はぁぁぅっ……、ちょ、ちょっとハルトっ……、ダメだって、い、言ってるでしょっ……!?んっ、はぁっ……」

 必死に抵抗を見せる萌であったが、時折その吐息は甘くなっていた。

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晴人(七瀬のおっぱい、柔らけぇ……。それに、恥ずかしがってる七瀬も可愛いっ!)

 あまりの興奮に、晴人の息子はむくむくと肥大化していた。晴人はそれを抑えようともせず、むしろ固くなったペニスを後ろから萌の尻に擦りつけていた。

萌「やだっ……、ハルトっ……!か、固いのが、当たってるわよ……っ///」

 胸をいいように弄ばれながら、萌は晴人のペニスが自身に当たっていることに気づいた。

萌(もうっ……、ハルト、いったいどうしちゃったのよ……!急におっぱい触りだすし、お、おちんちん固くしちゃって……!)

 獣のように自身の身体を弄ぶ晴人に、萌は困惑していた。それでも、抵抗しようにも身体はいうことを聞かない。

萌(な、なにこれ……、なんだか、身体が熱い……?)

 萌は自身の身体の僅かな変化に気づき始めていた。

萌(恥ずかしくて、やめて欲しいのに……、ハルトに触れているおっぱいも、お尻も……、なんだかピリピリして、え、エッチな気持ちになっちゃう……!)

 男の人にこんな風に触られるのは初めてだが、不思議と嫌ではない。むしろ、身体はどんどん火照り、さらにその先の感情を肉体は欲していた。

晴人(よし……、効果は現れたみたいだな……)

 萌の瞳がとろんと蕩けてきたことで、発情状態に入ったことを晴人は理解した。勃起したペニスを見たり触れたりすると伝染効果は高まるとリリアが言っていたことを晴人は覚えていた。それで今回大胆にもズボン越しにペニスを擦りつけたのだが、効果は絶大だったようだ。

晴人(こうなれば、もうこっちのもんだ)

 晴人は柔乳を揉みほぐすその指で、今度は桜色の乳首を摘みあげた。

萌「ひゃぅぅっ!?あんっ……そ、そこっ……ダメぇっ♥」

 萌の身体がビクンと大きく震える。

晴人「七瀬、乳首が感じるんだ」

萌「あっ…やぁっ……、乳首くりくりしないでっ……、はぁっ、あぁんっ♥」

 乳首を指先で転がすだけで、萌はびくびくと身体を震わせながら感じていた。その反応の良さに、晴人も思わず嬉しくなり、さらに強く刺激したくなる。

晴人「どう?こんな風に、乳首摘まれるの気持ちいい?」

萌「あっ、あっ、んっ……♥き、気持ちよくなんか……あっ、はぁんっ……♥」

 萌は口では否定したが、その甘い猫撫で声からも感じていることは明白だった。それならばと、晴人は乳頭を捻るように、さらに強く摘みあげた。

萌「あぅぅんっ……♥そ、そんな強くしちゃっ……、あっ、あぁぁあっ♥」

 きゅっと強く先端を摘んだ瞬間、萌の身体がビクビクと小刻みに震えた。どうやら小さな絶頂を向かえたようだ。

晴人(乳首だけでイクなんて、七瀬はおっぱいが弱いんだな)

 脱力した萌は、ぐったりと晴人に背を預けた。しかし、晴人の興奮はまさにいまピークに達しようとしていた。

晴人「七瀬、まだまだ、もっと気持ちよくなろうぜ」

萌「え……?」

 晴人は萌の身体を抱え上げると、横にあるベッドへと移動した。

 四つん這いになった萌の背後に回ると、晴人はスカートをめくってパンティに包まれた豊満なヒップを露出させた。

萌「やだぁ……、ハルトぉ……♥」

 パンティを曝け出し、萌は切なげな声をあげる。晴人は、パンティのクロッチ部分、薄い染みのできた部分を指でなぞった。

萌「あぅぅっ♥そ、そんなとこ触っちゃダメっ……♥」

晴人「すごい、もうこんなに濡れてる……。七瀬、そんなに感じてたんだ……」

 晴人は欲望のままに、パンティに両手をかけて一気に擦り下ろす。

萌「やぁぁんっ♥」

 萌の濡れた秘裂が露になる。すでに愛液でぐしょぐしょのそこは、擦りおろされたパンティとの間にいやらしく糸を引いていた。

晴人「七瀬のおま○こ、すごい綺麗……」

 幼馴染の膣穴に、晴人は思わず見蕩れてしまう。そこは胸とは違っていまだ成熟しきっているとは言いがたく、閉じたピンク色の陰唇が愛液に煌いていた。陰毛もうっすらと確認できたが、ビキニラインに合わせて綺麗に切り揃えられていた。

晴人「七瀬……、俺もう我慢できないよ」

萌「え……?」

 晴人はズボンのベルトを外し、パンツと一緒に脱ぎ捨てた。ピンと上向きな巨大なペニスが萌の前に晒される。

晴人「七瀬はどうしたい?」

萌「え、あ、あたし……?」

 すでに二人とも準備万端だったのだが、晴人はなぜだか意地悪をしたくなった。

晴人「誰もいない家に俺を上げたりして、本当は俺を誘ってたんだろ?」

 そういいながら、晴人は濡れそぼるスジを指でなぞった。むにっとした膣肉の感触に、思わず指先が秘穴に吸い込まれそうになる。

萌「ひゃぅぅっ!?そんな、さ、誘ってなんかっ……、んっ、な、ないわよっ……あぁっ……んんっ♥」

晴人「ふ~ん。じゃあ、ここはなんでこんなに濡れてるのかな?おまけに、もの欲しそうにマ○コがひくひく震えてるし」

萌「あぁっ…♥あ、あたしだってわかんないわよっ……!あ、あんたにおっぱい触られると、なんだか身体が火照って仕方がないのぉっ…!」

 顔を赤く染めて必死に強がってみせる萌だが、その下半身は晴人に触られるたびにビクビクと震えている。

晴人「それじゃあ七瀬、俺にその身体の火照りを鎮めてほしい?」

萌「んぁっ、な、なに言って…っ…。あ、あんたがしたいんなら、さっさとヤっちゃえばいいでしょっ……!?」

晴人「俺は七瀬の気持ちを聞いてるんだ。どう?俺が欲しくてたまらないだろ?」

 うっすらと笑みを浮かべながら、晴人はさらに媚肉の隙間を指で掻きまわす。止め処なく溢れる愛液で、すでに晴人の指はびしょびしょになっている。

萌「もうっ、ハルトのバカぁ……!」

晴人「ん?」

萌「あんたが欲しいのぉっ!あんたの、お……おちんちん、アタシの中に入れてよぉっ……!」

 涙目になりながら、ついに萌が晴人に懇願する。その普段とは違う幼馴染のか弱く情けない姿に、晴人はかつてない優越感を覚える。

晴人「ふぅ……、仕方ないなぁ。七瀬がそこまで言うんだったら……」

 晴人は萌のむっちりとしたお尻を掴み、亀頭の先端を秘唇にあてがった。

晴人「それっ」

 ずぶぶっ!

萌「んっ、はぁぁあああんっ!」

 一気に膣口をこじ開けると、萌は悲鳴にも似た声色で喘いだ。

晴人(くっ……きついな……)

 侵入を阻むかのようなきつい絞め付けに晴人は驚く。

晴人「七瀬……、もしかして、初めてだった?」

萌「んっ……、そ、そうよっ!なにか問題でもあるっ!?んっ、はぁっ……!」

 額に汗をにじませながら、声を荒げる萌。

晴人「いや……、嬉しいよ。七瀬の初めてになれて」

萌「っ……、もうっ、や、優しくしなさいよね……っ!」

 顔を赤らめてツンとした態度を見せる萌だが、背後から犯すことで支配欲の満たされた今の晴人には、萌の態度も可愛いものでしかなかった。

晴人「わかったよ、たっぷり気持ちよくしてあげる」

 晴人は小さく笑みを浮かべて、ゆっくりと腰の抽送を開始する。彩子、愛梨と身体を重ねたことで、少しずつ男としての余裕が生まれきたようだ。

萌「あっ…、んんっ……、やぁっ……」

 ごつごつした肉棒を出し入れすると、萌はたまらず喘ぎ声を漏らした。晴人は萌の感じる部分を探るように、慎重にピストンを続ける。

晴人「すげー気持ちいい……。七瀬はどう?まだ痛む?」

萌「あっ、んっ……、わ、わかんないわよっ、初めてなんだから……、あっ、ふぁぁっ……♥」

 困惑しているような萌であったが、時折もれる甘い声から、少しずつ感じてきていることは明らかであった。

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萌(やだっ、あたし初めてだし、さっきまで痛かったのに……、なんだか気持ちよくなってきたよぉ……♥ハルトが動くたびに、お股がムズムズして、エッチな気分になっちゃぅうっ……♥)

 初めてのエッチは痛いだけだと聞いていたが、存外にはやく快感が襲ってきたことに、萌は驚いた。

萌「はぁっ、あっ……、ダメっ、ハルト……、そんな奥ついたらっ、……あぁっ♥」

 きゅんきゅんっ♥

晴人「うぉっ……!」

 元よりきつかった蜜壺が、萌の快感に呼応してさらに収縮した。結合部からは分泌された愛液が溢れだし、シーツの上に滴り落ちてシミをつくった。

晴人「すごいっ……七瀬の中、気持ちよすぎて、俺腰が止まらないよっ」

 幼馴染の膣穴のあまりの気持ちよさに晴人は夢中になって腰を振る。腰を打ちつけるたび、萌の巨乳もぶるんぶるんと暴れるように弾んでいる。

萌「あっ、あんっ♥あっ、あたしも気持ちいいっ……、ハルトぉっ♥も、もっとしてぇっ……♥」

 萌のほうも、今では完全に苦痛を快楽が上回り、晴人の肉棒で突かれる快感に身を震わせていた。

萌(あぁっ……、なにこれ……。セックス、気持ちよすぎてっ……、身体の奥から、熱いのがくるっ……!?)

 膣穴の奥底をペニスで勢いよく突かれるうちに、萌は自身の身体の変化に気づいていた。

萌「ふぁぁあっ、あっ……、ハルトっ……♥あたしっ……気持ちよすぎて……、おかしくなっちゃうぅ…っ……♥」

 早くも萌に絶頂が近づいていた。未だ絶頂の経験のない彼女だが、晴人は容赦なくピストンを続け目の前の牝穴を掻きまわす。

晴人「くっ、俺ももうイキそうだ……、一緒にいこうぜ、七瀬」

 自身も限界が近いと知ると、晴人はラストスパートをかけて、高速でペニスを出し入れする。

萌「あぁっ、あんっ、あぁんっ♥そっ、そんな早く突いたらっ、ふぁあっ……あぁぁっ♥」

晴人「くぅっ、七瀬のおマ○コもまたキツくなって…っ」

 極太のペニスを絡めとるかのように、萌の膣襞がうねうねと収縮する。そのあまりの快感に、晴人はついに限界に達した。

晴人「うっ、出るっ……、中にだすぞ、七瀬っ……!」

 どびゅるるるっ、どくっ……どくどくっ……!

萌「あぁっ…ダメっ♥気持ちいいのくるっ♥ふぁっ、あぁぁぁあああんっ♥」

 精液を胎内に流し込まれながら、萌もついに果てる。

晴人「うぉっ、七瀬のなか気持ちよすぎて、精液がとまらないっ……!?」

 アクメに震える膣穴に、晴人の精液が止め処なく流れ込み続ける。精液はすぐに膣穴を満たし、ごぷっと小さな音を立てて結合部から逆流した。

萌「はああぁっ…やだっ……熱いのいっぱい出てるぅ……♥」

 一方の萌も、絶頂に身体を震わせながら、膣内が精で満たされていく感触に酔いしれていた。

萌「あんっ……♥もうっ……こんなにいっぱい中に出すなんて、ハルトのバカぁっ……♥」

 そう言って萌はシーツにぐったりと倒れこむ。

晴人「ふぅ……」

 晴人もまた、心地よい疲労感に包まれながら、萌の隣に寝転んだ。

晴人「気持ちよかったよ、萌」

 そう言って萌の口元に顔を近づけると、晴人は優しくキスをした。

萌「!!ば、バカっ……、こんなときに、名前で呼ばないでよ……!」

 顔を真っ赤にした萌は、いきなり口づけされたことよりも、なぜか下の名前で呼んだことを咎めた。

晴人「あれ……、ダメだった?」

萌「だ、ダメだなんて言ってないわよっ!」

 そう言うと、萌は恥ずかしそうに顔を背けてしまった。



 萌「あーあ、オムライス、冷えちゃったじゃない」

 しばらく二人で寝転んでいたが、萌は不意にオムライスのことを思い出して不満を口にした。

晴人「いいよ、ちゃんと残さず食べるから。それに、すでにもっと美味しいものをいただいちゃったしね」

 萌をからかうように、晴人はニヤリを笑う。

萌「っ!……もうっ、ハルトのバカッ!」

 再び顔を真っ赤にした萌は、晴人の顔に両手を添えると、半ば強引に唇を合わせるのだった。



 そのころ、学園の小部屋では――。

リリア「ニヒヒ。ハルトってば一皮剥けたみたいだネ♪」

 リリアは、水晶で晴人の様子を見守っていた。リリアの力を借りず、また、相手をからかうほどの余裕を見せる晴人に、リリアは満足げな表情を浮かべていた。
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