翌日、綾乃を追い求めて俺は再び志乃宮にやってきていた。
18時頃、綾乃は駅にやってきた。昨日より一時間ほど早いことから、今日は仕事を早めに終えることができたのだろう。
到着した車両に綾乃は乗り込み、俺もその後を追った。
帰宅ラッシュの満員電車の中で、綾乃の背後につく。綾乃は今日はゆったりとしたスカートにノースリーブのシャツという出で立ちだった。昨日の地味な格好とは違って肌の露出も多く、痴漢するにも都合がよい。
「よう」
やわらかな尻を撫でながら、背後から綾乃に声をかけた。
「また、遊びにきてやったぜ」
「あ、あなたは……!」
綾乃は振り返ると、俺の顔をじっと睨みつけた。
「昨日はよく感じてたな。今日はその続きをやろう」
「な、続きですってっ……!?」
いきなりのことに驚く綾乃だったが、俺は返事を待たずして綾乃の身体を弄り始める。
「んっ…、んっ……あっ……」
目を細め、漏れ出す吐息を懸命に堪える綾乃。
「んっ……、一つだけ、約束して……」
快楽に抗いながら、俺の顔をじっと見つめる。
「私の身体は好きにしてもいいわ……。でも、あの子……、美久にだけは手を出さないで……」
「あぁ、約束しよう。決して悪いようにはしない」
綾乃の顔にほっと安堵の色が浮かぶ。それを合図にするように、俺は責める手を激しくした。
「んっ、んぁっ……あんっ……」
娘のためという大義名分ができたためか、綾乃は嬌声を止めようとしなくなっていた。
俺はたわわな巨乳を乱暴に揉みながら、ずっしりとした尻肉もこね回す。昨日のジーンズ越しと違い、今日はもちもちの柔らかな尻肉の弾力を存分に楽しむことができた。
俺はショーツの中にするりと手を滑り込ませた。
「ひゃんっ……!?」
そこはすでに愛液で湿っていた。陰毛が指に絡まるのを感じながら厚めのビラビラを指で撫でる。それだけでも綾乃の膣穴からは愛液が分泌されていた。
「もう準備万端だな」
「えっ……?」
地味な色合いのショーツを擦り下ろす。濡れた女性器が目前に晒される。
「いやっ、見ないで……!」
綾乃の顔が可愛らしく紅潮する。
綾乃の女性器は熟女ならではのいやらしさだった。男性経験は少ないようだが、肉襞は大きめでやや黒ずんでいる。陰唇の周りは濃い目の陰毛で覆われており、愛液が分泌されるとすぐに蒸れてしまいそうだ。
俺はズボンのチャックを下ろして肉棒をさらけ出した。綾乃の人妻マ○コを前に十分に勃起している。
「えっ、ま、まさか……それだけはっ……!」
俺のガチガチの剛直を見て、綾乃がまさかという目で俺を見上げた。
「ふん、好きにしていいって言ったのはどこのどいつだ?それに、アソコのほうはもう欲しくて堪らないって言ってるぜ」
ヒクヒクと震える花弁に剛直を添えると、そのままゆっくりと亀頭を押し入れていった。
「んんっ、はぁぁああんっ!」
入れた瞬間、綾乃の嬌声に呼応するように膣壁がぶるぶると痙攣した。やわらかな肉壷は極太のペニスをすんなりと受け入れ、優しく包み込んだ。
――い、いやっ……、あの人以外のおちんちんが入ってるっ……!?
――んぁぁあっ、この人のおちんちん、大きすぎるっ……!
俺はゆっくりと弧を描くように腰を揺らしていった。膣内の無数のざらざらが肉竿にいやらしく絡みつき、至高の気持ちよさだ。
「んっ、はぁっ、あぅんっ……」
少し蜜穴を抉っただけで、綾乃もすぐに感じ始めた。
――ふぁっ……そんな、大きいおちんちんでズボズボしちゃダメぇっ……!
――んんっ、あんっ、あの人じゃないのに、気持ちよくなっちゃうっ……!
心では旦那以外の挿入に嫌悪感を示しながらも、押し寄せる快感に綾乃は抗えない。愛液は止め処なく溢れだし、結合部ではじゅっぽじゅっぽと淫らな音を立てながら粘液が泡立っている。
「ふふっ、電車で痴漢に犯されて感じてるのか?」
「んぁっ、そんな…か、感じてなんか……、ふぁあっ、あぁんっ……!」
懸命に感じてないそぶりをするが、艶かしい口元からは甘い喘ぎ声が溢れ出す。
――あぁっ、ダメっ……大きすぎるおちんちんで、感じちゃうっ……!
――んんっ、あの人のよりも断然気持ちいいっ…、あんっ、そこいいっ♥
「んぁっ、ふぁああんっ♥」
もはや綾乃の身体は快感が支配していた。淫らな嬌声をあげながら、綾乃は自分から巨尻を振っている。
「んぁっ、ダメっ、気持ちいいのっ♥んっ、んはぁっ」
とろとろの媚肉がいやらしく絡みつき、俺の射精感も高まってきた。
「くっ…いいぞ綾乃、お前の中に出してやる」
「んぁあっ……!?そ、そんなっ……中はダメぇっ……!」
さすがに人妻の綾乃は膣内に出されることを恐れている。しかし俺は容赦をしない。人妻マ○コへの中出しフィニッシュへ向け、高速で腰を打ちつける。
ほどなくして、俺たちは絶頂を迎えた。
「んぁ、イッちゃうっ、あはぁあああああんっ♥」
「出すぞ綾乃っ」
どびゅるるるっ!!どぴゅどぴゅっ!どぴゅ!
柔らかな膣奥へ精を注ぎ込む。蕩けた膣肉は絶頂で収縮を繰り返しており、白濁液を奥へ奥へと吸い上げる。
「ふぁっ、あぁ……、精液、中に出てる……」
綾乃は中出しされたことにショックを受けている。しかし、その表情は激しいアクメに情けなく蕩けているのだった。
*
綾乃と別れた後、俺はなぜか桜川駅をぶらぶらしていた。ここにいると彼女に会える気がしていたからだ。
(美久……)
美久の制止を振り切って、俺は今日綾乃を抱いた。今更美久に会ったところで、何も言うことなどない。それなのに、なぜだか美久に会いたいと思ってしまうのだ。
願いが通じたのか、同じようにぶらぶらとしている美久の姿を発見した。俺は少女の元へ早足で近づく。
「エイジ……」
すぐに美久も俺の存在に気がついた。たったの二日ぶりだが、なぜかその少女の顔を懐かしく感じた。
「こんなとこで、何してるの?って、エイジのことだからいつものアレか」
「あぁ。お前こそ何してるんだ?もう夜だぞ」
「別に……。家にいても暇だし、ぶらぶらしてただけ」
そう言って、美久は寂しそうに笑った。俺たちの間に沈黙が流れる。
「あのさ、エイジ……」
沈黙を破ったのは美久だった。
「この前はゴメン。子供みたいに怒鳴っちゃって」
「いや、気にしてないさ。俺の方こそ悪かったよ。お前の気持ちを察してやれなかった」
「ううん、いいの。エイジの邪魔しちゃってたらアタシ後悔してたと思うし」
はにかみながらそう言うと、美久は俺の顔をじっと見つめた。
「もう気づいてるんだよね、エイジ。あの人のこと……」
「あぁ」
あの人とは綾乃のことだろう。そう言うと美久は、自分の家庭のことを俺に語り始めた。
もちろん俺は美久のことならすでに知り尽くしている。それでも俺は、美久の告白を口を挟むことなくすべて聞いた。母親のことは大好きだが、二人暮らしは寂しいこと。そして、決して家庭想いではなかった父親にも、いずれは帰ってきて欲しいということも。
綾乃の本心も俺は知っている。綾乃はもう旦那と復縁するつもりはない。お互いの心はすでに冷え切っており、美久という存在だけが二人の関係をなんとか繋ぎ合わせている。
このことを美久に言ってやりたい衝動にかられる。最初は悲しむだろうが、綾乃に手を出す以上、その方が俺と美久の関係は拗れることが少なそうだからだ。
しかし、俺は言いかけた言葉を飲み込んだ。これ以上美久の心に深く入り込むことも憚られたのだ。
「アタシ、もう帰るね。エイジ、今日は話を聞いてくれてありがとう。なんだかスッキリしたよ」
そう言って美久は踵を返した。俺は無意識に少女の腕を掴んでいた。
「ん……どしたのエイジ?」
「いや……」
咄嗟に言葉を探した。
「家まで送っていこう。夜だからな、一人では危ないだろう」
そう言うと、美久は一瞬呆気に取られたようだったが、やがて腹を抱えて笑い出した。
「ふふっ、あはははっ」
「なにが可笑しい?」
「だって、それ……痴漢の言うセリフじゃないじゃんっ」
涙目でそう言うと、美久はまたも大笑いし始めた。
言われてみれば、と俺も可笑しくなった。その時、美久の屈託のない笑顔に安心している自分がいることに気づくのだった。
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