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いちろぐ。

発情bitchガールズ

第1話 俺と淫魔と淫乱教師

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***
 
 白蔭学園の二年生、朝倉晴人(アサクラ ハルト)はどこにでもいる平凡な高校生。

 勉強もスポーツも平均以上にこなすが、決して上位になることはない。
また彼自身も自分には特別な才能などないことは自覚していた。

晴人「はぁ~……。なにか面白いことでもないかな~」

 新学期を迎え、春の陽気も増してきたある日の昼休み。
 彼はいつものように保健室のベッドで昼寝をしていた。休み時間、放課後、あるいは授業をサボって抜け出したとき、彼はよくこの保健室を訪れていた。
 それは、保健室が静かで居心地がいいというのもあるが、もう一つ、大きな理由があった。

?「もう……。朝倉君、いつも言ってるけど、保健室は昼寝をする場所じゃないのよ」

 眼鏡をかけた妙齢の美女が晴人を見下ろしながら呟く。

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 白蔭学園の保険医、白川彩子だ。

彩子「それに、もう教室に戻らないと、授業が始まるわよ」

 呆れたような顔でそう言うと、彼女は100センチに迫ろうかという自慢のバストを抱え上げるように腕を組んだ。必然的に、彼女のはち切れんほどの双乳は、ブラウスをギュっと押し上げる形となる。

 保険医である彩子は、この学園の教師陣の中でも一二を争うほど学生たちから人気で、特に男子からは圧倒的な人気を誇っていた。
 それは、まだ二十代(自称)と年齢も近く面倒見が良いということもあったのだが、何よりの人気の理由は彩子の放つ大人の色気だった。

 短く切りそろえられた亜麻色の美しい髪、白衣の下にパツパツに押し込められたロケット巨乳、歩くたびに扇情的に揺れるムチムチのヒップ、その全てが年頃の男子たちの心を掴んで離さなかった。

 もちろん、晴人が保健室を訪れる理由も、セクシーな彩子に会いたいというのが第一の理由であった。

晴人「ねえ彩子先生、ちょっとでいいから、先生のおっぱい触らせてよ。そしたらちゃんと授業も出るからさ」

彩子「またその話?朝倉君、前にも言ったけど、順番が逆よ。授業を真面目に受けて、テストでいい点を取ったら、少しは考えてあげるって言ってるでしょ」

晴人「ちぇっ、わかったよ」

 残念そうに呟いて、晴人は起き上がった。

晴人「彩子先生、さっきの話、約束だからね。こうなったら意地でもいい点取ってやる」

 そう言って、晴人は教室に戻ることにした。彩子は冗談半分で言ったのだが、晴人に取っては多少のモチベーションになったようだ。

*

晴人(とは言ったものの、やっぱり、だりーなぁ)

廊下を歩きながら、晴人は彩子のことを思い出していた。

晴人(彩子先生の身体、やっぱりエロいよなぁ……。おっぱいも大きいけど、太股もムチムチだし……、彩子先生で童貞を捨てることが出来たら最高なんだろうな……)

 晴人は未だ童貞であったが、もし童貞を捨てるなら、彩子のような女性がいいと常々考えていた。

晴人(やべっ、彩子先生のこと考えてたら勃起してきちゃったよ)

  彩子の裸体を想像する内に、晴人の股間はギンギンに張り詰めていた。他の学生にバレぬよう、晴人は少し腰を引いて、歩みのスピードを早めた。

晴人「ん……?」

 二回へ上がる階段の前で、晴人は立ち止まった。

晴人(あんなところに扉なんてあったっけ?)

 階段の横の小さなスペースに、古びた扉があった。普段なら注目することなどない場所である。

晴人(あまり、気にしたことなかったけど……。倉庫かなにかかな?)

 なぜだか気になって、晴人は古びた木製の扉の前に近づいた。

???「……れか…………て……」

晴人(ん?)

 扉の奥から小さな弱々しい声が聞こえた。女の子の声のようだった。

???「誰か……助けて……」

晴人(え!?)

 女の子の声は、誰かの助けを求めていた。

 昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴っていたが、晴人は気にせずドアノブを回して扉から中に入った。



晴人「ここは……?」

 そこは古びた洋室のようだった。

晴人(学園の中にこんな場所があったなんて……。それより声の主は……?)

 晴人は部屋の奥へと歩みを進めた。

 薄暗く怪しい雰囲気の部屋だったが、あまり広くはなかった。数歩進んだところで、晴人は足元に倒れこんだ少女の姿を見つけた。

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 晴人はしゃがみ込んで少女に話しかけた。

晴人「き、君……大丈夫?」

???「あ……、はぁ……はぁ……ッ…… 」

 少女は晴人に気づいたようで、薄く開いた目で晴人をチラリと見上げた。呼吸はかなり荒かったが、大怪我をしているというような様子ではなかった。

晴人(この子、変わった格好……っていうかかなりアブない格好だけど、うちの学園の子なのかな……?)

 心配しつつも、晴人は目の前の少女をまじまじと観察した。

 身に纏うのは黒のレザーで揃えられたビキニとブーツ。それに、黒やシルバーの派手なアクセサリーが腕や首元で煌いていた。その服装はおよそ学生とは思えぬ露出度で、透き通るように白い肌、そしてはち切れんばかりの巨乳が惜しげもなく晒されていた。サラサラの髪は腰の位置まで伸ばされており、赤髪だった。

 本来の晴人なら、彼女の白く美しい巨乳に目を奪われるところであっただろうが、それ以上に目を引くモノが、彼女の身体にはあった。

晴人(な、なんだこの子……。頭に角が生えてて……、それどころか、羽や尻尾まで生えてるぞ!?)

 それは、まるでアニメで出てくる悪魔っ娘のようで、晴人は思わず目を疑った。

晴人(いや、そんなまさかな……、きっとただのコスプレマニアだろう。それか、アニメ研究会の部員とかかな)

 動揺した晴人は勝手に色々と憶測を立てていた。

晴人(いや、そんなことより、今は彼女が具合が悪そうなことのほうが問題だ)

 我に帰った晴人は、なにかアクションを起こさなければと思案した。しかし、それよりも先に、女の子のほうが動き出した。

???「よ、よかった……君が来てくれて……」

 彼女は晴人のほうを見つめて、ゆっくりと起き上がった。

???「よっと……、それじゃ……ちょっとしつれ~い♪」

晴人「えっ……?う、うわっ!」

 女の子は晴人の腰のあたりを掴むと、無理やり後ろに押し倒した。

晴人「いてて……、ちょ、ちょっと……君、なにするの?」

???「えへへ~~♪ま、ちょ~っとだけ、大人しくしててね、ハルトくん♪」

晴人「え……、なんで俺の名前……、って、ちょっ、うわわっ!」

 動揺する晴人のことなど気にも留めず、少女は晴人のズボンのベルトを緩めた。そして、パンツごとズボンをずらして、晴人の巨大なイチモツを強引に引っ張り出した。

???「うわぁ~、やっぱり大きいね、君のおちんちん……♥」

 そそり立つ男根を前にして少女はうっとりとした表情を浮かべた。先ほど彩子のことを考えていたこともあり、晴人のペニスはいまだ固くなったままだった。

 これでもまだ半勃起状態なのだが、晴人のペニスはすでに一般的な男性のフル勃起並の硬さと大きさだった。

???「うふふ、こんな搾り甲斐のあるおちんちん初めてかも」

 そう言うと、少女はそそり立つ肉棒を細い指でシュコシュコと扱き始めた。

晴人「ちょ、ちょっと……君、急に何を……、あぅっ……!」

 晴人は何がなんだかわからないといった状況だった。それでも、アソコは正直に少女の手コキに反応し、ムクムクと肥大化していた。

???「うわっ……、まだ大きくなるんだ……♥えへへ、もうそろそろいいかな……♥」

 ビキビキにいきり立った晴人のビッグペニスを前に、少女はトロンとした顔で息を荒げていた。

???「あぁんっ、もう我慢できないよぉっ!」

 耐え切れず彼女は、晴人の勃起チ○ポをその口に咥えた。

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晴人「ちょ…っ……、うぅっ……!」

???「んむっ、ちゅぅっ……♥えへへっ……咥えひゃっはよぉ……、はむぅっ……♥」

 うっとりと微笑みながら、少女は肉棒をおいしそうにしゃぶり始めた。

???「んっ……んむっ……♥しゅごい……おいひぃよぉ……んちゅっ、じゅるるっ……♥」

 口に含むだけで精一杯なほど、晴人のペニスは大きい。それでも少女は、口いっぱいの肉棒に唾液を絡ませ、じゅるじゅると貪るようにしゃぶりつく。

晴人(ちょ……、どういうことなんだ……?こんな可愛い女の子が、俺のち○こをしゃぶってるなんて……)

 夢中になっている少女とは対照的に、晴人はまるで今の状況が信じられないでいた。

晴人「き、きみ……いま、自分がナニしてるかわかってるの……?……ぁっ、うぅっ……!」

???「ふぇっ……?キミのおちんちん舐めてるんだけど?んっ……はむっ……ちゅぅ……♥」

 それがどうかした?と言わんばかりに、少女はあっけらかんと答えた。
 そのまま、さらに少女はフェラチオを続けていく。晴人のペニスはあまりの快感にビクビクと震えだし、今にも射精しそうだった。

???「んふっ…っ…♥ビクビクしてる……、もう出そうなの……?んっ……ちゅぅっ♥」

晴人「あぅっ……ちょっ……そんな激しく舐められたら……っ!」

???「あんっ…♥いいよっ……アタシの口に、いっぱい出してぇっ……♥んむっ……じゅるっ……んちゅぅっ……♥」

晴人「あぁっ、で、出るっ…!」

ドビュルルルッ!!ドプッ、ドプッ……!!

???「んっ、んんんんんっ♥」

 晴人は、少女の口内に勢いよく射精した。

???「んむっ……んんんっ……♥……んんっ……、ごくんっ……♥」

 大量の精液を口いっぱいに含むと、少女はそのままごくりと飲み干した。

???「んっ……っはぁぁ~っ……♥すごい……おいしかったぁ……♥」

 口の端から一筋の白濁液を垂らしながら、少女はうっとりと微笑んでいた。



晴人「…………」

 勃起も治まり、晴人はズボンを穿き直して着衣の乱れを正した。しかし、いまだ今の状況が信じられないのか、何も言葉を発することができずにいた。

???「あぁ~おいしかった♪もう、生き返ったぁ~~って感じ?」

 一方の少女は、先ほどまで倒れていたのが嘘のように、元気一杯だった。

???「ってアレ?もしも~しっ。なに黙ってるの、お~いっ、ハルト~」

 そう言いながら、少女は晴人の前でわざとらしく手を振ってみた。

晴人「!!……や、やっぱり……君、なんで俺の名前を……!」

???「あぁ~。そのことネ」

晴人「そのこと……、っていうか、それもそうだけど……、君、急にその……フェ、フェラチオなんてしてきたり……、そもそも君は何者なんだ?この学園の子じゃないよね?妖しげな角や羽までつけてるし……」

 何から何までわからない晴人は、まくし立てるように質問した。

???「……いいよ、教えてアゲル♥」

 僅かに思案した後、少女はイタズラっぽく微笑んだ。



???「私はリリア。まあ、簡単に言っちゃうと、この学園の守り神ってとこかな?」

晴人「えぇっ……、守り神っ!?」

 リリアと名乗った少女の口からでた言葉に、晴人は目を見開いた。

リリア「そ。正確には、アタシ自身はいわゆる淫魔――サキュバスっていう悪魔なんだけどね。……って、信じてないな、その目は。ほらっ、この羽や尻尾だって本物なんだからっ」

 そう言うとリリアは、背中に生えた黒い羽を、バサッと広げた。おまけに、先端が細くなった尻尾をうねうねと動かして、晴人の頬を突いてみせた。

晴人「い、いててっ!わ、わかったよ、信じるよ。君が人間じゃないってことだけはね」

リリア「なによ、まだ何か気になるの」

 リリアは少しムッとした様子だった。

晴人「うん。とりあえず、君が俺を襲ったのはなんとなくわかったよ。サキュバスっていうのはそういう生き物だって、漫画やアニメで見たことあるし。
 それよりも、なんで君がこの学園の守り神なわけ?どう考えても、この学園を守っているようには見えないし、守るどころか、学生を襲っちゃうし」

 晴人は至極もっともな疑問をぶつけた。

リリア「はぁ~、なるほどねェ。ま、そう思うのも、当然か。わかったわ、わかりやすぅ~く、教えてあげる」

 ちょっとめんどくさそうに、少女・リリアは語り始めた。

リリア「まずさ、持ち主に長く大切にされてきたモノには、守護霊が宿る……、みたいな話、聞いたこと無い?」

晴人「うん、それは聞いたことあるような気がする」

リリア「それって本当にある話でさ、もっというと、モノだけじゃなくて、場所とか建物にも宿ることがあるんだよ。つまり、この学園に宿った守護霊っていうのがこのアタシ、リリアって訳よ」

晴人「ふ~ん……」

リリア「なによ、なんか不満でもあるわけ?アタシみたいな守護霊がいるおかげで、わる~い妖怪とか悪魔が拠りつかなくなってるんだよ?それだけじゃなくて、アタシが見張ってるおかげで、この学園や学生が大きな事件に巻き込まれずにすんでるんだから」

晴人「いや、不満があるとかじゃなくてさ。そもそも俺が気になってるのは、なんでこの学園の守り神がサキュバスなんだって話。なにもサキュバスなんかじゃなくったって、もっとこう、天使とか、いい精霊みたいなのが守り神でもよかったじゃんって」

リリア「あぁ……それはねェ……」

 やれやれといった様子で、リリアは続ける。

リリア「昔からこの学園が、性的にと~っても乱れた学園だったから。簡単にいうと、この学園って、すっごくエッチな学生ばかりだったのよ」

晴人「え、えぇっ……!?」

 晴人は驚いた。この白蔭学園は、リリアが言うような風紀の乱れとは無縁の学園だと思っていたからだ。

リリア「まあキミが驚くのも無理はないか。この学園って、いまじゃ、文武両道で名のある学園だもんね。
 でも、アタシが言ったことは本当よ。ま、昔もこの学園は優秀だったわ、勉強も、スポーツもネ。でも、みんな真面目な学生だったけど、エッチなことに関してだけはどうにもルーズだったのよ。放課後や休み時間なんか、学園のいたるところでセックスしまくりだったもの。男子も女子も、おまけには教員も含めてね」

晴人「そ、そんな……」

リリア「だから、アタシがこの学園を選んだの。この学園を守っていく代わりに、学園に蔓延する精気を頂いちゃおうってね♪」

 一通り説明し終えて、リリアは晴人の様子を伺った。当の晴人は、リリアの言ったことが信じられず、黙り込んでいた。

リリア「……ねぇ、ハルト。いま、ちょっとだけ、昔の学生たちが羨ましいって思ったでしょ」

晴人「えぇっ!?そ、そんなことは……、思ってない…………こともないけど……」

リリア「あはは♪いいんだよ、正直に言っても。アタシはこの学園の学生のことならなんでも知ってるんだから。キミの性欲の強さや、おちんちんの大きさだってネ♪」

 リリアはあっけらかんと笑った。何を喋っても見透かされそうで、晴人は黙っていた。



リリア「ねぇ、ハルト。今日はさ、助けてくれて、ありがとね」

晴人「え……、な、なんだよ急に」

 リリアは急に晴人への感謝の言葉を述べた。それが晴人の思っていた彼女のキャラと違っていたので晴人は少し警戒する。

リリア「いや~、ね?このまま帰すのもなんだからさ、その……、お礼したいな……、なんて、思っちゃったりして♥」

 リリアが上目遣いでウインクする。目の前の悪魔っ娘のあどけない可愛さに、晴人は思わずドキッとする。

晴人「お、お礼……?」

リリア「そ、お礼♪してほしくない?」

晴人「う、う~ん……」

 晴人は落ち着いて考えてみた。お礼と言われても、晴人はただフェラチオしてもらっただけであり、むしろいい思いをしたのは自分のほうである。そもそも、目の前の文字通り小悪魔的な笑顔は、可愛いには違いないが、どうにも胡散臭い。

リリア「このままじゃ、アタシの気持ちも収まんないしさぁ。ね、いいでしょ?」

 そういいって、リリアは甘えるように晴人の腕をとり、自分の腕をギュッと絡める。むにゅりと柔らかな乳房が晴人の腕にあたっていた。

晴人「わ、わかったっ!お礼……してもらうよ」

 色仕掛けに屈するような形で、晴人は了承した。童貞の晴人にとって、リリアの甘え攻撃は効果的すぎた。

リリア「えへ、そうこなくっちゃっ♪」

晴人「それで……、お礼って、いったいなんなの?」

リリア「あはは、晴人ったら、興味津々じゃん。あのね、お礼っていうのはね……」

 リリアはわざとらしくもったいぶった。晴人はついつい、ごくりと生唾を飲み込んでしまった。



晴人「リ、リリア……?」

 リリアがそれっきり喋らなくなったので、晴人は恐る恐る声を掛けてみた。思えば、名前を呼んだのはこれが初めてのことだった。

 うつむいて黙り込んだかと思われたリリアだったが、その口元は小さく動いて何か呪文のような言葉を囁いていた。晴人はうまく聞き取れなかったが、それが日本語でないことだけは理解できた。

リリア「…………」

 詠唱を終えたリリアは顔をあげ、晴人をじっと見つめた。全てを見透かされそうなその妖艶な眼差しに、晴人はおもわずドキッとしてしまう。

 リリアは晴人に近づいた。互いの顔が触れそうなほど近づくと、リリアは切なげな眼差しで晴人を見つめた。

リリア「ハルト……」

 両手で晴人の頬に触れる。リリアの顔が、晴人の顔にゆっくりと近づく。咄嗟のことに、晴人は身動きすらできずにいる。

晴人「リリア……、ちょっ……近……っ!」

 リリアの口元がゆっくりと近づいてくる。晴人が少しでも動くと、互いに触れ合いそうな距離だった。

晴人「ちょ……リリアっ……―――ッ!!」

 リリアの唇が、晴人の硬く閉じた唇に重なった。晴人には、いま何が起きているのか全く理解できていなかった。

 柔らかい唇の感触に、晴人は全身の力が抜けていくような気がした。緩んだ口唇の合間を縫って、リリアの舌が晴人の口内に侵入する。

 全身にピリピリとした刺激が走ったかと思ったその瞬間、晴人の頭は真っ白になった――。



――――

――



晴人「――……っ、り、リリア……?」

甘く濃厚な接吻が終わった。いったいどれだけの時間、二人の唇が重なっていたのか、晴人にはわからなかった。晴人にとってはファーストキスであったが、感慨に耽るような余裕は今の晴人にはなかった。

リリア「っはぁ……っ……♥久しぶりのキス、気持ちよかった~♥」

 一方のリリアは、うっすら頬を染め、満足げな表情を浮かべていた。お礼なのに自分も楽しんでいたのかと突っ込みたくなったが、晴人自身も気持ちよかったのだから何も言えなかった。

晴人(でも……)

 少し、自分の身体に違和感があった。

晴人(なんだろう……、身体の中をもやもやしたものが巡ってるような……、なんかふわふわして高揚感があるような……、変な感じがする)

 こんなことは初めてで、まったく原因もわからなかった。晴人は思い切ってリリアに聞いてみることにした。

晴人「リリア……、俺に、何かした?」

リリア「へ?なにって、キスしたんじゃん?」

晴人「そ、そうなんだけど……、なんか変な気分なんだよな……」

リリア「あー……、あれじゃない?アタシとの甘~いキスに興奮しすぎちゃったとか?だって、晴人ったらさっきのがファーストキスだったんでしょ?」

晴人「う、うるさいな。っていうか、するならするって先に言えよな」

リリア「アハハ、ごめんごめん。……本当のことを言うとさ、さっきのキスのとき、晴人におまじないをかけちゃった」

晴人「お、おまじないだって?」

リリア「うん。あ、その目は疑ってるな~。大丈夫だって、かけたのは、いいおまじないだから」

晴人「いいおまじないって……」

 晴人はどうにも信じられなかった。目の前の少女は(一応)悪魔だ。可愛い笑顔を浮かべながら、人間には想像もつかないような悪さを考えていそうだった。

リリア「なに~?まだ疑ってんの?命の恩人であるハルトに、変なことするわけないじゃん。かけたのは、晴人が超超ラッキーになれるおまじないだよっ」

晴人「ラッキーに……なれる?」

リリア「そうっ。効果は……、実際に体験してもらったほうが早いかな~」

 結局、リリアはおまじないとやらを詳しく教えてくれず、晴人は背中を押されるように部屋を出たのだった。

*

晴人(ラッキーになれるだって?)

 廊下を歩きながら、さきほどのリリアの言葉を思い返した。しかし、体験してみろと言われても、晴人にはどうしていいのかわからなかった。
 とりあえず、晴人は保健室へと向かうことにした。すでに昼の授業が始まっているので、教室へ戻って先生に怒られるより、彩子の元でサボらせてもらおうと思ったのだ。

 保健室に辿りついた晴人は、軽くノックをして中に入った。

彩子「もう、朝倉くんったら……。さっきまじめに授業を受けるって約束したばかりでしょう?」

 呆れつつも、彩子は晴人を保健室へと迎え入れる。こういう面倒見のいいところが晴人は好きだった。
 晴人は彩子のデスクの隣に椅子に腰掛けた。

晴人「それがさ、彩子先生。ちょっと、頭がぼーっとしてるんだ。もしかしたら風邪かも」

 小言を続けられる前に、晴人は適当に思いついた嘘をついた。と言っても、頭がぼーっとしているのは半分嘘で半分本当である。

彩子「まぁ、本当?」

 少し驚いた彩子は、晴人の前に立つと、上半身を屈ませて晴人を観察した。

晴人(うわっ……!)

 彩子は大胆にブラウスの胸元を開けており、晴人からは彩子のたわわな谷間が丸見えになっていた。

晴人(彩子先生のおっぱい、柔らかそうだなぁ……。あぁ、今すぐにこのエロエロおっぱいをめちゃくちゃに揉みしだきたいっ!)

 晴人は目の前で揺れる憧れの双乳に夢中になっていた。

 一方の彩子はそんな晴人の視線にも気付かず、額に手を当て、熱があるか調べていた。

彩子「うーん。ちょっとだけ熱があるような……」

 さずが保険医、彩子は晴人の僅かな体温の上昇に気付いていた。といっても、晴人は極度の興奮状態で体温が上昇しているだけなのだが。

晴人(彩子先生、いいにおいだ……。やべ、また勃起しちゃったよ)

 彩子を目の前にして、晴人はすでにフル勃起状態になっていた。

晴人「先生の手、冷たくて気持ちいい……。先生、もう少しだけ、こうしててよ」

彩子「もう、仕方ないわね……、ん、今日だけよ」

 晴人のわがままを、彩子は素直に聞き入れてくれた。子供をあやすように晴人の頭を撫でると、熱の移ってない反対の手を晴人の額に優しく押し当てた。

晴人(すごい……彩子先生の息があたってるよ……。)

 彩子の体温を身近に感じ、晴人のペニスはギンギンに張り詰めた。

晴人(あれ、……彩子先生、なんだか顔が赤くて、息も荒いような……)

 晴人は、彩子の様子が少し変化していることに気付いた。

彩子「ん………どうしたの、朝倉くん……?」

晴人「い、いや……なんでもないよ」

彩子「そう……?朝倉くんがじっと見つめてくるから、ちょっとビックリしちゃった……ん……♥」

晴人(やっぱり……!彩子先生、ちょっと様子が変だ……)

 彩子は頬が紅潮し、どこか興奮しているかのような様子だった。その姿がやけにセクシーで、晴人はさらに興奮してしまう。

晴人「せ、先生……、大丈夫……?」

彩子「ん……?あ、あぁ…、ごめんごめん。先生もなんだかボーっとしちゃったわ。朝倉くん、やっぱり調子が悪そうだから、ベッドで少し休んだらどうかしら」

晴人「う、うん……。そうさせてもらう」

 立ち上がった晴人を、彩子が支える。大袈裟にも、ベッドへと歩く晴人に寄り添うように彩子がその身を支えた。彩子のむっちりとした巨乳が肩や腕に当たり、晴人はもう堪らなかった。

晴人「ありがとう、先生。ちょっと横になるよ」

 晴人は彩子に支えられながら、ベッドに仰向けになった。

彩子「え、えぇ……。辛くなったら言うのよ」

 そう言った彩子は、先ほどよりも呼吸が荒くなっていた。

 そんな彩子は、横たわった晴人の下半身のあるモノに気がついた。

彩子「え…………?ちょ、ちょっと……朝倉くんったら……///」

晴人「あ、こ、これは……その……」

 テントを張った股間をまじまじと見つめられ、晴人は恥ずかしくなった。

晴人「その、彩子先生が素敵だったから……、こんなになっちゃったんだ……」

彩子「え……、わ、私が……?」

 彩子は驚いた。よもや、教え子が自分のことをそういう風に見ているとは思いもしなかったからだ。それでも、自分のことが性的に見られているということが不思議と嫌ではなかった。

彩子「ほ、本当に……、私の……か、身体を見て、そんなになっちゃったの……?」

晴人「う、うん……」

彩子「私、こんなおばさんなのに……?」

晴人「そ、そんなことないよっ。……、先生は、とっても綺麗で、素敵だよ」

彩子「そう……」

 彩子はそれを聞いて、何かを考えるように黙りこんでしまった。

彩子(朝倉くんの……、すごいギンギンになってる……。あぁ……、どうして……、朝倉くんのを見てたら、私まで変な気分になっちゃう……)

 湧き上がる淫らな感情に、彩子は身体をくねらせている。

 しばらくして、彩子は恐る恐る口を開いた。

彩子「あ、朝倉くん……。ここ……、このままじゃ苦しいわよね……?」

晴人「え……?」

彩子「へ、変な意味じゃないのよ?その、こんな硬くしたままじゃ、苦しくて、身体にもよくないと思って……」

 彩子は、ズボンの上から晴人の股間を優しく撫ではじめた。

晴人「あっ……う……」

 先端を刺激され、晴人は思わず情けない声を出した。

彩子「やっぱり……、すごく硬い……。すぐに楽にしてあげるからね……」

 彩子は晴人のズボンのチャックを降ろし、勃起したペニスを外界に曝け出した。

彩子「すごい……、朝倉くんの……こんなに大きいのね……」

 晴人の巨大なイチモツを前に、彩子は思わず生唾を飲み込んだ。

彩子(私……なんでこんなことを……。あぁ……ダメなのに、朝倉くんのを見てたらエッチな気分になっちゃうぅ……♥)

 生で見る晴人を巨根を前に、彩子はさらに淫らな気分へと陥っていった。いつの間にか、彩子の膣穴からはじわりと愛液が染み出し、下着の布地を湿らせていた。

彩子「朝倉くん……、口でしてあげるわね……♥」

 彩子はそう宣言すると、晴人の猛々しい剛直をその口に含んだ。

彩子「んっ…じゅる……、すごい……大きい……、んっ……ちゅぅ……♥」

晴人「あぁっ……彩子先生ぇ……そこ、いい……」

彩子「んんっ……、れろっ……、朝倉くん、ここ、気持ちいいの……?」

晴人「うん……、すごく気持ちいいよ……」

彩子「よかった……、もっと気持ちよくなって、楽になってね……、んっ……んちゅっ……♥」

 彩子は、晴人が感じていることを知ると、さらに淫らに水音を立てながら晴人のペニスをしゃぶり始めた。

彩子(やだ……すごい、いやらしい味……♥生徒とこんなこと、ダメなのに……、エッチな気持ちが止まらないのぉ……♥)

晴人(あぁっ……、まさか彩子先生とこんなことできるなんて、夢みたいだ……)

 彩子と晴人は、互いに夢中になって、この状況に酔いしれていた。

晴人(……、なんだかよくわからないけど、これが、リリアの言ってたおまじないの力なのか……?だとしたら……ラッキーなんてものじゃない!)

 彩子のフェラチオに骨抜きにされながらも、晴人は冷静に今の状況を分析しようとした。

晴人(というか、普通に考えて、おかしい。今まで二人っきりになることはよくあったけど、こんな風になるなんて考えもしなかったし……。もしも、これがリリアのおまじないによる力なんだとしたら……)

晴人「先生……、先生のおっぱいで、してくれないかな……」

彩子「え……?お、おっぱいで………」

晴人「うん……先生のおっぱいで、パイズリして欲しいな……」

 晴人はダメ元で聞いてみた。

彩子「……、わかったわ……、先生がパイズリしてあげる……」

 少し思案した後、彩子は晴人の要求を素直に受け入れた。

 彩子は白衣、ブラウスを脱ぎ捨て、あっという間に上半身はブラジャーだけとなった。

晴人(うわっ……、彩子先生のおっぱいだ……)

 晴人の視線は目の前のたわわな巨乳に釘付けになった。セクシーな赤いレースに包まれた二つの乳房は、そこらのグラビアアイドルよりも遥かに大きく、柔らかそうだった。

彩子「ふふ……そんなに見られたら恥ずかしいわ……♥」

 そう言いながらも、彩子はブラのホックをパチッと外した。シュルリとブラを外すと、支えの無くなった生乳がぷるんっとこぼれ落ちた。

晴人(す、すごい……。彩子先生のおっぱい、エロすぎ……)

 生で見る彩子の乳房に晴人はさらに夢中になった。大きめの乳首は濃いピンク色で、晴人が今までエロ本やAVで見たどんなおっぱいよりもいやらしかった。

彩子「それじゃあ、んっ……しょっと……♥」

晴人「あぅっ……!」

 彩子は、晴人のそそり立つ肉竿を、柔らかな胸の谷間に挟みこんだ。晴人のペニスは巨乳のクッションにずっぽりと包まれる。

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彩子「あぁっ……、朝倉くんのおちんちん、温かくて、ビクビクしてるわ……♥」

 彩子はそのまま乳房をゆさゆさと揺らし、柔乳で肉棒を扱きはじめる。

彩子「んっ……ふっ……♥どう……朝倉くん、気持ちいい……♥」

晴人「あぁ……すごい……気持ちいいよ、先生……」

彩子「ん……よかった……、あんっ……なんだか先生まで興奮してきちゃう……♥」

 いつのまにか、彩子の乳輪はぷっくりと肥大化していた。パイズリをしているだけなのに、表情はますます火照り、パンティーの染みも大きくなっていた。

彩子「んっ……♥朝倉くんのおちんちんから、エッチな臭いがする……♥すごい……興奮しちゃうぅ……♥」

晴人「あっ……、先生……そこ、いいよ……」

彩子「んふふっ……♥ここが気持ちいいの?」

晴人「あっ……き、気持ちいい……っ」

彩子「あっ……♥朝倉くんの、またビクビクしてる……♥うふふ、もうイキそうなの……?」

 彩子の極上のパイズリに、晴人は早くも絶頂に達しようとしていた。脈打つ淫棒を、彩子は乳房をむにゅむにゅと押し付けて圧迫する。

晴人「あっ、も、もう出るっ……」

彩子「んっ……、いいのよ、イッても……♥先生の胸の中にたくさん出して……♥」

晴人「あぁ、で、出るっ……!」

彩子「あんっ♥」

ドビュルルルッ!!ドプッ!ドプドプッ……!!

 晴人は、彩子の谷間の真ん中で、大量に精を吐き出した。

晴人「あっ、あぁ……」

彩子「んぁっ……あぁん……♥すごい、先生の胸の中で、ドクドク出てる……♥」

 胸の中で脈打つ感触に、彩子は酔いしれている。長い射精が終わると、彩子は胸にべっとりと付着した精液を指ですくい、ペロリとなめた。

彩子「すごい……苦くて、エッチな味……♥あぁ……、私、もう我慢できないわ……♥」

 そう言うやいなや、彩子はベッドに上り、晴人の上に跨った。

晴人「せ、先生……?」

彩子「朝倉くん……、最後までシましょ……?」

 晴人の返答をまたず、彩子はタイトスカートとストッキングを脱いだ。

彩子「あん……生徒の前で裸になるなんて……興奮しちゃう……♥」

 楽しそうにそういいながら、彩子はパンティをするすると脱ぎおろした。濃い目の陰毛が生えそろった大人の女性器が、晴人の前に晒される。

晴人(こ、これが、彩子先生のま○こ……。ビラビラがすこし大きめだけど、AVで見るのよりも全然きれいで、すごいエッチだ……)

 初めてみる生の女性の性器に、晴人の視線が釘付けになった。

彩子「うふふ……おま○こ見るのは初めて?そんなに見られたら恥ずかしいわ……♥」

 すでにぐっしょりと湿っていた彩子の秘唇は、晴人に見られたことでさらにじわりと愛液が染み出し、ヒクヒクと蠢いていた。

彩子「朝倉くんのココも、まだまだ元気いっぱいね……♥」

 射精したばかりの晴人のペニスを彩子はくにくにと撫で回した。剛棒はまったくと言っていいほど萎えておらず、それどころか彩子の裸体を前にさらに硬さを増していた。

晴人「せ、先生……いいの……?」

彩子「えぇ……、でも、みんなには内緒だからね♥」

 妖しくウインクすると、彩子はそそりたつ肉棒を濡れそぼった秘裂にあてがった。

彩子「それじゃ、入れるわね……♥」

 そう宣告し、ゆっくりと腰をおろす。

彩子「あっ、んはぁぁんっ……♥」

 ずぶずぶと肉棒が蜜壷に沈み込む。肉棒の先端が奥まで到達すると、彩子はぶるぶる震えながら、廊下にまで響きそうなほど大きく喘いだ。

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彩子「あぁっ、すごい……♥朝倉くんの、大きい……、んっ、ふぅぅん……っ♥」

晴人「せ、先生の中……温かくて、気持ちいい……」

 二人は騎乗位で深く繋がったまま、快感に酔いしれていた。

晴人(すごい……、まさか本当に彩子先生で童貞卒業できるなんて……。これも、おまじないのおかげ……?)

 さすがに、リリアの言葉を信じるしかないと晴人は考えていた。まさか、彩子のほうから誘って、こうしてセックスできるなんて、普段の日常を考えると想像もつかないことだったからだ。

彩子「朝倉くんって、童貞だったのよね?」

晴人「う、うん……。でも、いつか彩子先生で童貞卒業したいって、ずっと思ってたんだ……」

彩子「まぁ……、うれしいわ……♥朝倉くん、いっぱい気持ちよくなろうね……♥」

 少女のように頬を赤らめてそう言うと、彩子はゆっくりと腰を上下に振り始めた。

彩子「んっ…、あぁっ、あんっ……♥ふぁっ……あんっ……♥」

晴人「あっ……、先生、そんな急に……っ!」

彩子「うふふっ、こんなに大きいおち○ぽ咥えちゃったら、勝手に腰が動いちゃうぅ……♥んぁあぁっ、朝倉くんの、また固くなってるっ……、はぅぅうっ♥」

 彩子の搾り取るような腰使いに、先ほど射精したばかりの晴人の肉棒はますます固く肥大化していく。

晴人(うぅ……、彩子先生のおマ○コの中、うねうねして温かくて、すげー気持ちいい……。このままじゃ、またすぐにイキそうだ……)

 大人の女性にリードされるセックスの快感に、晴人は感動すら覚えていた。同時に、晴人の中の雄の本能は、このままされるがままなのも面白くないと感じ始めていた。

晴人(俺も、先生を感じさせてやるぞ……、それっ……!)

彩子「んやぁぁあっ♥あ、朝倉くんっ……、そんな、下から突き上げちゃだめぇ……っ♥」

晴人「彩子先生にだって、気持ちよくなってほしいからっ……、そらっ、どんどんいくよっ」

彩子「んんっ、んはぁっ♥それっ……、すごくいいっ……、はぅぅうっ、朝倉くんのおっきいチ○ポが、奥まで刺さっちゃぅぅうっ……♥」

 晴人が下から腰を突き上げると、彩子は甲高い嬌声をあげた。彩子が腰を下ろすタイミングで晴人が突き上げたため、固くなった亀頭が彩子の子宮口を勢いよく叩いているのだ。

彩子「あぁっ、すごいっ……♥朝倉くんっ、初めてなのにっ、すごい上手……っ♥ふぁあっ、だめぇっ♥」

晴人「うぅっ……!彩子先生の膣内、すごく絞まるっ……」

彩子「あっ、やぁんっ……、気持ちよすぎて……、わたしっ……もうイッちゃうかもぉ……♥」

晴人「せ、先生っ……、俺ももうイキそうっ……」

 パンパンと互いの腰をぶつけ合ううちに、晴人も彩子も絶頂が近づいてきていた。

彩子「あぁぁっ……、いいわよ、朝倉くんっ……♥先生のナカに、いっぱい出してぇっ……♥」

晴人「い、いいのっ……?」

彩子「あっ、あぅんっ……君は特別よっ♥濃いザーメンで、先生のナカを一杯にしてぇっ……、あっ、はぁあっ……♥」

晴人「わ、わかった……、先生の中に一杯だすよっ……!」

 セックスできた上に中出しまでできるとあって、晴人は俄然燃えてきた。ベッドがきしむほど激しく腰を突き上げ、彩子の子宮口をこじ開ける。一方の彩子も、晴人の精液を搾り取ろうと、ジュポジュポと愛液を撒き散らしながら腰をくねらせる。

彩子「ふあぁあっ……、もうだめっ……、イクっ、イクぅぅうううっ♥」

晴人「うぅっ……、先生、出すよっ!」

 ドビュビュビュッ!ドビュッ、ドビュルルッ!!

彩子「あぁっ……♥熱い精液、ナカに出てるっ……♥」

 晴人は彩子の胎内に思いっきり射精した。今日一番の勢いで精液が噴出され、彩子の秘穴を駆け巡る。アクメで震える彩子の膣壁は、吐き出される精液をさらに上へと吸い上げる。

晴人「あっ……うぅ……」

彩子「はあぁっ……♥精液いっぱいっ……、朝倉くん……、すごいわぁ……♥」

 彩子が腰をあげてペニスを抜き取ると、ねっとりとした白濁液がドロリとこぼれ落ちた。改めて、自分が彩子の膣内に射精したのだと、晴人は感慨深くなった。



 その後は、二人とも疲れていたため、ベッドに並んで10分ほど横になった。裸の男女が同じベッドにいるなんてまるで恋人みたいだと、晴人は少しうれしくなった。

彩子「朝倉くん……、今日のことは、私たちだけの秘密だからね?」

 晴人が身支度を整えて保健室を出ようとすると、彩子が念を押すように言った。
 さらに続けて、彩子は晴人の腕を抱き寄せ耳元に口を近づけると、

彩子「そのかわり……いい子にしてたら、また気持ちよくしてあげる……♥」

そう言って、晴人の頬に優しくチュッと口付けた。耳まで赤くなった晴人は、何も返答することができず、ただ小さく頷いて逃げ去るように保健室を後にするのだった。

*

晴人「り、リリアっ!」

リリア「あっ、ハルト。おかえりー」

晴人「聞いてくれよっ、その……、彩子先生と、せ、セックスできたんだよっ」

 保健室を出たハルトは、一目散にリリアのいる小部屋へと向かった。今すぐこの感動を誰かと共有したかったのだが、内容が内容だけにその相手はリリアしかいなかったのだ。

リリア「それはよかった♪やっぱり、おまじないの効果は抜群だねっ」

 そう言うと、リリアは悪戯が成功した子供のような笑顔を見せた。

晴人「そ、それなんだけど、やっぱり、あれはリリアのおまじないのおかげなのか?」

リリア「そんなの、あったり前じゃん」

晴人「当たり前って……」

 当然のように言われたが、晴人にはまだ信じきれないところがあった。しかし、実際に彩子とセックスすることができたのは紛れもない事実だった。

晴人「なあリリア、正直に言ってくれよ。おまじないって言ってたけど、本当は俺に何をしたんだ?」

 晴人は脳裏につかえていた淡い疑問を、素直にぶつけてみることにした。

晴人「なんか、ラッキーどころじゃないというか……。さっきなんて、あきらかに彩子先生のほうもいつもと様子が違ったんだよな……。まるで、俺が興奮したのにつられて自分も発情しちゃったみたいに……」

リリア「……」

 リリアは晴人の疑問を真剣な表情で聞いていた。少し考え込んだリリアは、やがて観念したかのような様子で口を開いた。

リリア「あ~、わかったわよ。本当のことを言うわ」

晴人「本当のこと?」

リリア「あのね、さっきお礼のキスしたときに、晴人にちょっとした呪文をかけさせてもらったの」

晴人「呪文……?それが、ラッキーになるおまじないじゃないの?」

リリア「ううん。本当は、ラッキーになれるどころじゃない、もっと素敵なある力を晴人にプレゼントしたの」

晴人「な、なんだって?」

 さらりと言った言葉に、晴人は少し耳を疑う。

リリア「それで、その力って言うのが……」

晴人「う、うん……」

 リリアは楽しそうにもったいぶった。思わず晴人はゴクリと唾を飲みこむ。

リリア「晴人のエッチな気持ちが、周りの人にも伝染するようになるの」

晴人「伝染……?」

 さらりと言いのけたリリアの言葉を晴人は一度頭のなかで租借しようと試みる。

晴人「ちょっ……そ、それって、つまり……」

リリア「うん。さっき言ったとおり、晴人が興奮したりすると、周りの人も発情して興奮状態になるってことね」

晴人「えっ……、ええぇぇぇえっ!?」

リリア「お・ま・け・に♪」

 飛び上がって驚く晴人を差し置いて、リリアはさらに続ける。

リリア「発情状態って、一種の催眠状態みたいなものだから、普段は言えないようなことも、素直に聞き入れてくれるかもね♪」

晴人「催眠状態……?」

 晴人は先ほどのことを思い返してみる。

晴人(たしかに、彩子先生、いつも以上に素直で優しかったような……。俺が言ったらパイズリまでしてくれたもんな……)

 思い当たる節はいくつかあった。

リリア「当然、晴人のそばにいないと伝染は発動しないよ。逆をいうと、近ければ近いほど伝染力は高くなるの。さらに詳しく言っちゃうと、伝染の因子……フェロモンみたいなものは、晴人のペニスから出てるの。つまり、勃起した晴人のおちんちんを見たり触れたりすると、さらに効果があがるってことね」

 説明を続けるリリアだが、晴人にはその半分も伝わっていないようだった。

リリア「あれ。どうしたの晴人?うれしくないの?」

晴人「そりゃあ、男だったら嬉しいに決まってる……って、そんなわけないだろっ!こんなの……困るに決まってるよっ!!」

 晴人はとっさに否定した。先ほど夢のような時間を過ごしたばかりだが、冷静に考えると困ることのほうが多いように思えた。

晴人「早く、この呪文を解いてくれよっ」

リリア「あ~、それなんだけどね~……」

 リリアは少し困ったような表情を浮かべた。しかし彼女がこういう顔をするときは大体困ってない。むしろ楽しんでいることのほうが多かった。

リリア「これって、最近覚えたての高等呪文だからさ~、解除の仕方がわからないのよね~」

晴人「な……、ま、マジで?」

 さらりと告げられる事実に、晴人は頭が真っ白になりそうだった。

晴人「な、なんとかならないのかよっ」

リリア「う~ん、そう言われてもねぇ……。効果がどれだけ続くかはアタシにもわからないんだけど……とりあえず、たくさんエッチしまくって女の子を発情させまくれば、伝染フェロモンも薄まるんじゃないかな、たぶん」

晴人「たぶんって……」

 リリアの無責任さに、晴人は呆れてしまった。こんな悪魔少女を心配して助けるんじゃなかったと、今更ながらに後悔した。

リリア「まぁまぁ晴人、元気だしなって~。これから、たくさんエッチできるかも知れないんだよ?知ってるよ、晴人がいっつもエッチなことばかり考えてること。楽しんだらいいんだよ~♪」

晴人「他人事みたいに言うなよ……。だいたい、さっきは保健室だったからいいけど、もし周りに人がいるところで発情なんてしちゃったら……」

 あっけらかんと笑うリリアに、晴人はイライラしてしまう。

晴人(自慢じゃないけど、俺は通学途中だろうが授業中だろうが、可愛い女の子をみたらいつだって妄想でアソコを膨らませてるんだぞ……。それが、これからは周りにも俺の興奮を伝染させてしまうなんて……)

 晴人は、この体質のせいでこれから起こるであろう事態を危惧しはじめていた。

晴人(ところかまわず女の子を発情させちゃって、さっきの彩子先生みたいにいきなりセックスなんて始めちゃったりして……、そんな……、そんなのって……)

 脳裏に、先ほどの彩子との甘い情事が蘇る。

晴人(…………わるくないかも。)

 結局、性欲には勝てない晴人であった。



 一方のリリアは――。

リリア(ニヒヒ、うまくいった♪これで、晴人がどんどん周りを巻き込んでセックスしまくってくれたら、昔のエロエロな白蔭学園に戻るのも夢じゃないかもね~)

 正真正銘の悪魔のようにほくそ笑む少女の姿がそこにはあったのだが、一人物思いに耽る晴人はそんなことを知る由もなかった――。

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